日々の勝手な葛藤
そうです僕ですこんにちは。
作家としてモノづくりをしていて
「より良いモノを作りたい」と思う日々。
それは決して作家業に限った話じゃないと思ってます。
作家さんの中には、自分の想いや感情、思想を込めて作る方もいれば、その時のテンション、勢いで何も考えず作る方もいたり、色々だと思います。
そんな中、僕は「受け取った人が喜ぶモノ」が前提なのですが、職人肌?なのか、勝手な葛藤を1人で繰り広げてます。
これは友人に話すと怒られる事が多いのですが
「僕が作ったものを僕が価値を決めてはいけない」
と思っているのです。
あくまで購入者、消費者が作品の価値を決めるものだと考えてます。
もちろん作品を販売するに当たって値段は決めます。でも、購入する時にその値段に見合っている、その値段相応、またはそれ以上の価値があると思った方が購入してくれるのです。
だからこそ、価値を決めるのは購入者であり、あくまで僕は目安を表示してるようなものですね。
同じ作品で、人によってはちょっと高いなぁと感じるモノでも、別の人だと安すぎると驚かれます。
それを繰り返し見たり聞いたりしてると、僕が作品の価値を決めるのは傲慢ではないかと思ってしまうのです。
しかし、僕が見極めて適正な値段を決めないと業界の相場を狂わす原因になったり、安さ故の不安を感じさせたり、他の作家や購入者に不安不満を持たせてしまう…
そんな葛藤の日々です。
もちろん今自分が作れる最良を提供出来るよう全力で作っています。
どれだけ頑張ったとしても、それが作品のクオリティに必ずしも出るわけではありません。
僕は価値を決められないけど、目の前の1人ひとりが笑顔になる作品が作れたら
1人幸せにするだけの価値が生まれたんだ
そこに僕が作家として生きる意義や意味を、胸を張って持つことが出来たら作家として一流なんじゃないかな
と、考えるけど変わらず葛藤の日々です。
価値ってなんだろ